ミツバチの生態について

ミツバチは怖くない!

ハチ子
ハチ子
ねぇ会長さん!最近不安なことがあるんだけど。
会長
会長
不安なこと?どうしたの?
ハチ子
ハチ子
なんか人間の皆さんに怖がられて避けられてる感じがするの。
なんでかな?
会長
会長
それはきっと、ハチ子ちゃん達「ミツバチ」の生態を知らない人が多いからだろうね。
ハチ子
ハチ子
生態を知らない?
どんな風に思われてるんだろう。
会長
会長
まず、「ミツバチ」と、その天敵の「スズメバチ」の違いを知っている人が少なくて、「ミツバチ=刺す」のイメージが強いんだ。
ミツバチ
オオスズメバチ
ハチ子
ハチ子
そうなの?
私は一度も刺したことはないし、仲間からも「刺すなら死ぬ気で!」って教わってるからむやみやたらに刺したくないな。
会長
会長
そうなんだよ。
ミツバチは一度刺したら死んでしまうんだ。
だからこちらが攻撃的な行動をしない限り、刺されることはないんだよ。
僕ら養蜂家の中には防護服を着ないで作業する人もいるくらいだよ。
ハチ子
ハチ子
「死ぬ気で!」じゃなくて本当に死んじゃうんだね。
であれば尚更躊躇しちゃうな。
会長
会長
だよね。大事なことを伝え忘れていたけれど、「攻撃的な行動」というのは何も「叩いたり」といった行動だけではないんだ。
ミツバチは巣から蜜源まで最短距離で飛ぼうとするから、その間に人が立っていたりすると「攻撃的な行動」と見做されてしまうよ。
ハチ子
ハチ子
そうだね。
私たちは蜜源を見つけてきた仲間から方向と距離を教えてもらって巣から蜜源まで向かうから、迂回させられたりしちゃうと迷っちゃうんだよね。
だから障害物になられるととっても困っちゃうんだ。

女王蜂の家来は4万匹!?蜂群と分峰

ハチ子
ハチ子
会長さん!最近仲間が増えて巣が狭くてちょっと苦しいんだ。
私たちの仲間ってたくさんいるけど、何匹くらいいるんだろう?
会長
会長
それは大変だね。
ミツバチの仲間の単位を「蜂群(ほうぐん)」って呼ぶんだけど、夏の多い時で一つの蜂群で大体4万匹くらいいるんだ。
冬になると大分減って1万匹くらいになるね。
1匹の女王蜂に対して、数千匹のオス蜂、働き蜂のメスの3万〜4万匹で構成されているよ。
ハチ子
ハチ子
そんなに沢山いたんだ。
どおりで狭いと思った…
会長
会長
そうなんだよ。
一つの蜂群に仲間が増えすぎると、ハチ子ちゃんみたいに「苦しい」って感じる仲間が多くなってくるんだ。
そういう状況で女王蜂が新たに生まれると、「分峰」って呼ばれる一部の仲間たちの巣立ちが起きるんだよ。
ハチ子
ハチ子
分峰?どんな状況なんだろう。
会長
会長
分峰は古い女王蜂が新しい女王蜂に巣を譲る現象なんだ。
同じ蜂群に女王蜂は1匹しかいられないから、新しい女王蜂が生まれると起きるよ。
古い女王蜂が大体巣の半分くらいの仲間を連れて、新しい巣を探しに旅に出るんだ。
たまに街中で「ミツバチ大量発生」みたいに騒がれる現象はこの分峰だね。