東京で養蜂?
一見、繋がらない様に思いますが、東京都内においてもみつばちを飼育してはちみつを採取する「養蜂」は行われており、その「養蜂」は「畜産業」に分類され、個人でも団体でも企
業でも行政への「飼育届」の提出が義務づけられています。
では、なぜ東京のような人や建物が密集するような「都会」で「養蜂」が行われているのか。
それは、都心では皇居や公園や街路樹など、都下では公園や街路樹に加えて山や林などの自然環境が残っているからであり、みつばちが植物の受粉に一役買うことで、地域の自然が守られているからです。
そして私達「養蜂家」は、その自然の中からみつばち達が集め、つくられる「はちみつ」を恵みとして頂き、生業としています。
最近はこの「養蜂」をSDGs活動として、また食育や近隣コミュニティー活動として、大学や企業、非営利団体などが取り組んでいる「都市養蜂」も増えてきています。
「東京都養蜂協会」は個人法人問わず、東京で養蜂を行っている方であればどなたでもご参加いただける裾野の広い団体です。一緒に養蜂を勉強し、有意義で安全な「養蜂」を実践していきましょう。

東京都養蜂協会 会長 兼 事務局担当
原田 誠一郎